ダン・ホールズワースの作品「ジュウ渓谷」の一部

ダン・ホールズワースの写真シリーズ「ジュウ渓谷」は2012年のオーデマ ピゲ初のコミッション作品です。2013年のアートバーゼルで紹介されたこの写真家は、月の光のもと濃い霧に包まれた静寂の中のジュウ渓谷、何千年もの時を経て眼前にある太古の森と氷河地の景観をとらえます。

これらの写真を見る人は、オーデマ ピゲの成り立ち と時計製造の発展に大きな役割を果たした地域の自然の力を見出します。

ダン・ホールズワースのポートレート

英国出身のアーティスト、ダン・ホールズワース(1974年生)は景観写真のキャリアを積んできました。ホールズワースは、カメラの長い露出から最先端プログラムまで様々な技法を駆使して空間の設定をし、太陽の光、月の光、星、人工の照明などあらゆる光というものの織りなす映像を創造し、地学的な時間の永続を浮かび上がらせます。彼の映像は氷河からショッピングセンターにまで及び、対象とテーマを常に幅広く研究しています。

ホールズワースは芸術大学ロンドンコミュニケーションカレッジで写真を学びました。彼の作品はロンドンのテイトギャラリー、ビクトリア・アンド・アルバート・ミュージアム、パリのポンピドゥーセンター、ウィーンの現代美術館など、世界各地の主要なミュージアムで展示されています。2015年にアートカウンシル・オブ・イングランド賞を受賞。