“ハカセ”と呼ばれる時計業界のご意見番、時計専門誌「クロノス日本版」編集長、広田雅将と、MCとして活躍する寺田有希がお届けするスペシャルムービー「時計のはなし」。今回はスポーツウォッチの枠を超えて今も進化を続ける「ロイヤル オーク オフショア」にスポットを当てる。

Photos:Koutarou Washizaki - Styling:Yuki Matsuda - Hair&Make-up:Ryohei Katsuma - Production:DreamFly - Movie Director:Takafumi Sakabe - Cinematographer:Takayuki Yaginuma - Lighting:Shinya Ishiduka - Recording:Yasuhiro Yoneno - Production Producer:Kohei Takeda, Kyungtae Kim

今回の「時計のはなし 2021 EPISODE 4」では、オーデマ ピゲの3本の柱のひとつ「ロイヤル オーク オフショア」について紹介する。前半は、誕生秘話も交えながらその歴史について解説。「ロイヤル オーク」という傑作の次にデビューし、周囲の期待を背負いながらも“野獣(ザ・ビースト)”と揶揄されたモデルは、どういった歴史を歩んだのか。

後半は、広田氏のウンチクを交えて新作コレクションを紹介。さらにオーデマ ピゲのヘリテージ&ミュージアム部門のセバスチャン・ヴィヴァスが登場し、オフショアの変遷について貴重なストーリーを披露する。

「ロイヤル オーク オフショア」が誕生したのは1993年。最初に登場したモデルは直径42㎜だったが、当時としては、他のメーカーを見てもこれほど大型のスポーツウォッチは存在しなかった。

オフショアをデザインしたのはオーデマ ピゲの社員であるエマニュエル・ギュエ。当時22歳の若きデザイナーだ。「ロイヤル オーク」の生みの親、有名ウォッチデザイナーのジェラルド・ジェンタは、自らデザインした時計を台無しにしたと、エマニュエルに激怒したという。

前途多難なスタートを切ったオフショアだが、なぜ今日のオーバーサイズウォッチという新たなジャンルを築くに至ったのか。エピソード4では、そのヒストリーと特徴について詳しく解説していく。

エピソード4の本国からのビデオレターには、オーデマ ピゲのヘリテージ&ミュージアム部門に所属するセバスチャン・ヴィヴァスが登場。

1990年代は、すでに100年以上の歴史を誇る名門ウォッチメーカーとしての地位を確立していたオーデマ ピゲだが、つねに創造力溢れる革新的な時計を生み出していた。「ロイヤル オーク オフショア」もそのひとつで、後にオーバーサイズの時計という新たなジャンルを切り拓くことになる。さらにハリウッド俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーやF1ドライバーのミハエル・シューマッハ、ラッパーのジェイ・Zといった錚々たるセレブリティとコラボモデルを発表し、時計業界で話題をさらう。

そんなオフショアの誕生と時計業界への影響について、セバスチャンが熱く語る。

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