“ハカセ”と呼ばれる時計業界のご意見番、時計専門誌「クロノス日本版」編集長、広田雅将が、“ならでは”のウンチクを織り交ぜて、オーデマ ピゲについてレクチャー。今回は複雑機構を搭載した「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」の新作モデルについて、スイス本社コンプリケーション部門責任者のマイケル・フリードマンにオンラインにて話を訊いた。
2020年 11月04日
Photo:Koutarou Washizaki
2019年に発表されたコレクション「CODE 11.59」に、自動巻きフライバッククロノグラフを搭載したトゥールビヨンモデルが、2020年の新作として登場。
「誕生のストーリーは1986年まで遡ります」とコンプリケーション部門責任者のマイケル・フリードマンがいうように、この年にオーデマ ピゲ初となる自動巻きのトゥールビヨンを搭載したシリーズの生産が開始される。以降2010年からはクロノグラフとトゥールビヨンを搭載したハイコンプリケーションモデルをコンスタントに発表。そんな伝統を受け継ぎ誕生した今回の新作について「SPECIAL MOVIE PART 1」にて詳しく解説する。
西洋の時計塔、日本でいえば櫓時計のように、古くから「時間」と「音」は密接な関係にあった。オーデマ ピゲにとっても、美しい音色で時間を知らせるグランドソヌリの機構は、ブランド創成期から開発されてきたコンプリケーションのひとつだ。
2020年の新作として「CODE 11.59」にライナップしたグランドソヌリのモデルは、現代における時計の耐水性や耐衝撃性も考慮し、クラシカルな懐中時計の音を再現。その経緯について、エナメル職人のアニタ・ポルシェによる文字盤のカスタムオーダーも含め「SPECIAL MOVIE PART 2」にて紹介。本ムービーにて登場するグランドソヌリの美しい音色もぜひ堪能してほしい。
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