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ラース・ジャン、「ゆるやかに動く光」

ジャンルを縦断するアーティスト、ラース・ジャンが招聘キュレーターのキャスリーン・フォルドと共に制作したのは「ゆるやかに動く光」。この第三回オーデマ ピゲ アートコミッションは2017年のマイアミビーチのアートバーゼルで展示されました。 

「ゆるやかに動く光」は、中に迷宮を抱えた巨大な没入型の動くパビリヨンです。100 x 50 フィートの面積に広がる作品は、見学者を迷路のような上デッキ、下デッキへの旅に誘います。見学者は下デッキのスクリムと植物のスペースから上デッキに上がると、そこには白い建物の模型が、光る水面の浅いプールの上下に揺れているのが見えます。

模型は遠くから見たマイアミビーチのスカイラインを模したもので、水のパワーによって日がな変化するスピードで揺れている様子を表しています。上空から見るとプー ルはSOSの形になっています。作品は個人の瞑想状態と危機の状態、内部と外部との間で揺れ動くせめぎあいについて考察しています。

意味のある作品、同時に人々が自分の中の謎を感じることのできる作品をつくる

ラース・ジャン

ラース・ジャン

ラース・ジャン(1978年生)はアメリカ出身のジャンルを縦断するアーティストで、ロサンゼルスを拠点に活動。2008年にサンタ・クララのCalifornia Institute of the Arts (CalArts)で美術の修士号を修めました。ディレクター、作家、ビジュアルアーティストのジャンは、Early Morning Operaを創設し、ジャンルを超えたパフォーマンス、新しいテクノロジー、ライブ実演、分類しがたいような体験などを扱うアートラボとして活動を行っています。 

ジャンのオリジナルな作品の中にHoloscenes, The Institute of Memory (TIMe) and Abacusがありますが、これはニューヨークのWhitney Museum of American Art、グッゲンハイムミュージアムの他、ロサンゼルスのHammer Museum、ボストンのInstitute of Contemporary Art、Toronto Nuit Blanche Festival、Brooklyn Academy of Music’s Next Wave Festival、ユタ州とモダンイスタンブールのthe Sundance Film Festivalなどで展示されました。またニューヨークのPerformaとメトロポリタン美術館で講演を行いました。ジャンはマクドウエルとプリンストンアトリエのフェロー、UCLAのCentre for the Art of Performanceの長期滞在アーティストとしての研究の他、Sherwood and Yerba Buena CentreのArts100 Awardsを受賞しています。2017年6月には、Early Morning Operaの公開パフォーマンスとインスタレーション、ホロシーンがタイムズスクエアで展示されました。ラース・ジャンはTEDシニアフェローであり、CalArtsの教授陣に入っています。彼の作品はロサンゼルスのCharlie James Galleryが管理しています。