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アンドレアス・アンジェリダキスが : ⟪アンティークの本質的評価のためのセンター⟫

2022年6月17日、アテネ:アーティストのアンドレアス・アンジェリダキスは、今年10月に展示するオーデマ ピゲ コンテンポラリーのコミッション作品である新たな大規模没入型アートワークの詳細を発表しました。

パリの歴史的なエスパース・ニーメイヤーの内部ドームに設置されるインスタレーションは⟪アンティークの本質的評価のためのセンター⟫ (2022) と題され、2022年10月11日から30日まで展示されます。パリにおけるアーティストの初の個展であると共に、パリで初めて展示されるオーデマ ピゲ コンテンポラリーのコミッション作品となります。

⟪アンティークの本質的評価のためのセンター⟫ (2022)では古代について今、楽しく考えることのできる環境をビジターに提供したく思いました。エスパース・ニーメイヤーとの対話という形でリサーチの結果を表現するというこの特別な機会を得て、オーデマ ピゲ コンテンポラリーのサポートに心から感謝しています

アンドレアス・アンジェリダキス

アーティスト

⟪アンティークの本質的評価のためのセンター⟫ (2022)は、アンジェリダキスのこれまでの作品の中で最も野心的なインスタレーションです。エスパース・ニーメイヤーの壮大なドームの下に設けられた多層的なインスタレーションは、古代と近代の都市についての研究センターという形をとっています。彫刻、家具、ビデオ、コラージュなどが含まれ、柱、遺跡、本、足場などがあり、それぞれのサイズや高さで、日常の素材で作られています。インスタレーションではエスパース・ニーメイヤーという近代建築との対話という形で示されます。エスパース・ニーメイヤーはブラジルの建築家オスカー・ニーメイヤーが設計し、その没後に完成した欧州随一の建築物の一つです。

コミッション作品は、古代ギリシャ文化から建築、考古学、ポップカルチャー、マスツーリズム(観光の大衆化)などを含む今日の世界に関するアンジェリダキスの広範なリサーチをもとに、ビジターが没入できる環境を作り出しています。アテネのオリンポス、ゼウス神殿を出発地点とし、アンジェリダキスは遺跡から復元工事までさまざまな建築の要素を探索します。この一種「楽しい」インスタレーションはインタラクティブなソーシャルハブであり、ビジターは古代と現代との関係について考えることができます。この作品はアンジェリダキスにとって重要なステップであり、彼のアートにおいてバーチャルと現実とが一体となった瞬間でもあります。

オーデマ ピゲ コンテンポラリーのキュレーターたちは、アンジェリダキスと緊密に協力しあいながら作品を作り上げました。このコラボレーションはプログラムのミッションに光をあてます。招聘アーティストがコミッション作品を制作することにより、新たな創造と次のステップへの進化を遂げることをサポートするというものです。

アンドレアス・アンジェリダキスとそのアートの重要な局面においてコラボレーションすることができ、嬉しく思います。古代と、そこから生じた現代の社会との関連性と対話が、このエスパース・ニーメイヤーの印象的なインスタレーションに込められています。建物、そして建築。その意味と関係性を掘りさげたアンドレアスのこの没入型インスタレーションに、多くの人々が訪れることを願っています

ドニ・ペルネ

アートキュレーター、オーデマ ピゲ コンテンポラリー

Andreas Angelidakis

アンドレアス・アンジェリダキス

アンドレアス・アンジェリダキス(1968年生)はアテネで活動しています。南カリフォルニア建築大学で建築学の学士号を取得、コロンビア大学で最新建築設計学の修士号を取得したアンジェリダキスは、建築家、アーティスト、キュレーター、作家として、インターネットを活用した多層的なリサーチに基づいた作品のエキシビションを開催しています。

アンジェリダキスは建物の建築プロセスにおけるプレゼンから施工へというステップを逆にすることにより、常に建築の最終形態について挑戦してきました。現存の建物、建築モデル、フィルム、遺跡、インスタレーション、代替の歴史、不明瞭な事実やフィクションなどから出発し、現実とバーチャルの境界を滑らかにしようとします。世界各地のエキシビションでアーティストまたはキュレーターとして貢献しており、例として次のものがあります:シカゴ建築ビエンナーレの“The State of the Art of Architecture” 、第12回バルチックトリエンナーレのヴィルニウスのコンテンポラリーアートセンター、PACミラノの“Super Superstudio” (これらは全て2015年)、そして2017年のアテネとカセルでの“documenta14” など。2019年、Bergen Assembへの参加では、documenta14に向けたポール B. プレシアドの“Parliament of Bodies”の多機能社会シーティングシステムに貢献、またトリノのOGRでBiennial of Moving Imageに参加しました。キュレーターとして参加したエキシビションには、アテネのDeste FoundationにおけるThe System of Objects、ミラノのPACにおけるSuper Superstudio、ニューヨークのスイスインスティチュートにおけるFin de Siècle、Het Nieuwe Instituut RotterdamにおけるPeriod Rooms、バーゼル美術館におけるOOO Object Oriented Ontologyなどがあります。