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環境

環境への影響をしっかり見極め、予防、軽減への取り組み

150年間にわたり、オーデマ ピゲはジュウ渓谷の小さな村、ル・ブラッシュの土地とそこに暮らす人々により育まれてきました。スイス・ジュラ渓谷のこの静かな谷は、鉄鉱石、清らかな流水、豊かな木材という自然の恵みだけでなく、金属加工の技を極めた熟練職人たちも育んできました。創業者たちは、この恵まれた環境と地域の職人の卓越した技術に支えられ、容易な道ではなく、精密時計製作の芸術を守り、さらに高めていく決意を固め、伝統の技を未来へと受け継いでいく道を選びました。


時計職人たちは自然のリズムに耳を傾けながら、その調和の中で生き、時や分だけではなく、自然のサイクルを映し出す時計を作り続けてきました。現在、サステナビリティへのコミットメントを強化する中で、私たちは新たな道を創造するのではなく、常に私たちを導いてきた方針を尊重し、次世代へと継続させることに注力しています。

創業の地に深く根差したオーデマ ピゲは、これまでの歩みを支えてくれた地域や人々との繋がりを大切にしてきました。エタブリスールとしての伝統を持つ当社は、時計製作に留まらず、私たちの生活する土地やそこに関わる人々に対する責任と、受け継ぐべき伝統を強く意識しています。私たちは、このかけがえのない自然を守り抜き、未来の世代へと受け継いでいくことを、変わらぬ使命としています。

当社は、業界の気候変動への取り組みを後押しするため、2024年に科学に基づく目標設定イニシアチブ(SBTi)に参加し、2025年にはパリ協定と調和した目標を掲げる準備を進めています。2022年を基準の年とし、2030年までにスコープ 1*およびスコープ 2**の排出量を42%削減し、主要なスコープ 3*** の主要な排出量を 25%削減することを目指しています。 これらの目標を達成するため、当社は従業員の通勤方針の明確化など、また無駄の削減プログラムを含む具体的な取り組みを実施しています。現在ではスイス国内の全拠点が100%再生可能な熱と電力で稼働しています。


* 当社が所有または管理する施設からの直接的な排出。

** 当社が購入・使用する電力、蒸気、暖房、または冷房から発生する間接的な排出。

*** 当社が所有または管理していない施設の活動による結果で、当社がバリューチェーンを通じて間接的に影響を与える排出。

 

私たちは、サプライチェーン全体を通じて資源の責任を担い、倫理的な調達に取り組んでいます。2025年には、すべての直接的な購買において完全な透明性を実現すること、ウォッチ部品の調達は95%が地域のサプライヤーからのものとすることを目指しています。当社は、2023年に制定された原材料ガイドラインに基づき、調達方針を国際的な主要基準に整合させるとともに、 スイス・トリプル・インパクト(STI)プログラムを通じて、サプライヤーの進捗評価とサステナビリティ向上を支援しています。

 

2022年以降、70社を超える当社の直接サプライヤーが STIプログラムに参加しています。特にスコープ3の排出に関しては、環境の持続可能性を実現する上でサプライチェーンのパートナーとの連携が不可欠です。

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私たちは常に未来を見据えながら、受け継がれてきた技術や伝統、価値観、そして使命を長期的に守り続け、持続可能な未来に向けたコミュニティの発展に取り組み続けます。