サウンドは、空間を彫り出す物理的素材のように機能することができる
アレクサンドル・ジョリー
© 2026 Audemars Piguet
アレクサンドル・ジョリーの「ワイルドコンステレーションズ」は、実物の苔や植物が埋め込まれた大きな垂直のエコウォールからサウンドが発信される音のアートワークです。最初の展示は2015年、バーゼル、マイアミビーチ、香港のアートバーゼルでした。
このインスタレーションには自然の音と工業の音が使われています。木々の枝を震わせる風の音、山の氷にひびが入る音、ウォッチムーブメントのチクタク音、これらはジュウ渓谷の自然の中、そしてオーデマ ピゲのマニュファクチュールの中で録音されたものです。
ジョリーはこのような土地の音を集めた広範なライブラリーをミックスし、45分のトラックにまとめあげました。植物でできた壁にはピエゾと呼ばれる小さなゴールドカラーの丸いスピーカーがいくつもセットされており、そこからサウンドが流れ出てきます。これらは壁を取り囲むようにいくつかのバリエーションでアレンジされ、ピアノ線で連結されています。こうして近くにいる人々の動きやリズムによりリバーブが生まれてサウンドは常に揺れ動き変化します。
サウンドは、空間を彫り出す物理的素材のように機能することができる
アレクサンドル・ジョリー
アレクサンドル・ジョリー(1977年生)はジュネーブを拠点するフランス出身のインスタレーション アーティストで、その作品はサウンドクリエーション、そして自然と動物の世界の実在性を探索するものです。現場で触れることのできる要素とパフォーマンスを組み合わせた彼の作品は、視覚と音響を織り交ぜたもので、そこに生まれる想像の風景の中で来訪者は全身でそれを知覚し、体験します。ジョリーは現在、サウンドクリエーション活動に強く関わっています。設置したデバイスやパフォーマンスの周囲で、彼は素材、オブジェ、サウンドの間の相互作用を模索します。
ジョリーは工業デザイン、プロダクトデザインと美術を学んだ後、ジュネーブ美術デザイン大学(HEAD)で教鞭をとりました。イレーヌ・レイモン賞、キーファー・ハブリツェル賞の受賞の他、様々な国際レジデンスを行いました。その中には上海のThe Spirit of the Mountain, Henan and the Swatch Art Peace Hotelがあります。彼の作品は世界各地で展示されています。その中にはモスクワのNational Center for Contemporary Arts、ヴィローバンヌのInstitut d’art contemporain、杭州市のHenan Art Centerなどがあります。彼の作品はチューリッヒのGalerie Roemerapothekeにより管理されています。
Audemars Piguet believes that creativity feeds culture, connects people and gives purpose to our lives. Audemars Piguet Contemporary, the brand’s dedicated art programme, embodies this spirit by commissioning international artists to create contemporary artworks.
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