オーデマ ピゲ コンプリート メンテナンス サービス

お客様のムーブメントにサービスが必要な時、お預かりしたタイムピースは定められた安全な手順で処理されます。

01

登録、リファレンス確認; 診断

お預かりしたお客様のウォッチは写真を撮り、ウォッチについてのお客様のコメントと共にコンピュータにデータを入力します。ウォッチの個体証明となる番号が二つあります。最初のものはムーブメントの地板に彫られているムーブメント番号、もう一つは英数字でケースに刻印された番号です。この二つの番号により、お客様のウォッチは特定され、盗難の場合にも追跡性を持つものです。これらの番号はマニュファクチュールの登記簿に登録されています。メンテナンスに入る前に、専門の時計師がお客様のウォッチの外観と作動状態について詳しく調べ、何をすべきかを決定します。始める前に、必要なサービスの内容を見積り書としてお客様にご提示いたします。ご指示をお待ちしています。オーデマ ピゲ ブティックにお越しいただければ、お客様のニーズにより時計師がその場でお見積り致します。

02

分解と前洗浄

ブレスレットをケースから取り外し、ウォッチのケースを開けてムーブメントを取り出します。ムーブメントを分解し、まず前洗浄を行います。ムーブメントの部品を丁寧に細部までにチェックし、摩耗の起こりそうな部品やメカニズムの機能に影響を与えそうな部品を交換します。

03

コンポーネントの修理と交換

部品を丹念にチェックし、摩耗のレベルや年数により交換し、修理を行います。マニュファクチュールでは予防メンテナンスを行っています。最新のテクノロジーにより生み出された新しい部品を使用して調整します。
現行コレクションのウォッチではケースとムーブメントの傷みやすい部品は必ず取り替えます。パッキン、リューズ、ボタン、コレクター、香箱、クロノグラフモジュール、秒針やクロノグラフセンター秒針、クロノグラフのカウンター針などです。

04

本洗浄

ムーブメントの各部品は傷がつかないようテフロン加工が施された専用容器に入れられ、明確に規定されたプロセスに基づいて、超音波洗浄を行い油分や汚れを落とします。

05

再組立と & 注油

注油はお客様の機械式ウォッチが良好に機能するために必要なものです。部品間の摩擦を最小限に抑え、エネルギー損失と摩耗を避けることができます。ムーブメントの再組立の時、メカニズムの複雑度に応じて、時計師は12 種類ものオイルとグリースを使い分けて潤滑・注油を行います。これらは部品一つ一つの摩擦係数と化学的安定性により細かく規定されています。

10の工程によるサービス

06

日差の調整

時計師は稼動部品の全体が安定するよう24 時間作動させます。お客様のウォッチの精度を保つためです。その後、テンプの慣性を調整し、5 〜6 姿勢での等時性が得られるようにします。日差はマニュファクチュールの定める公差の範囲内に入っていなければなりません。

07

外観の修復と研磨

ムーブメントだけでなく、ケースとブレスレットもていねいにチェックします。摩耗の兆候が見られる部品、防水性を確保する部品は全て交換または修復します。さらにケースとブレスレットの研磨による完全修復のサービスもあります。場合によっては、金属部品の傷はレーザーで落とした後、素材を補充して元の状態に近い輝きを得ることができます。その他のすり傷や曇りは研磨で修復します。ただしウォッチのライフサイクルの中で外観修復は3 〜5 回にとどめて下さい。あまり回を重ねるとケースやブレスレットの形状が変形する恐れがあります。
それぞれのモデルにより装飾の特徴が異なります。研磨の時にオートオルロジュリーの他の手作業の技術を組み合わせることもあります。ミクロビヤージュ、サブラージュ、サティナージュ、ペルラージュなどです例えばロイヤル オークのモデルでは24 か所の斜面、16 個のネジの頭、27 か所の下研磨と研磨が必要です。修復作業の後には必ず超音波洗浄を行い、ケースの防水性を厳しく検査します。

08

ケーシング

ダイアルと針をムーブメントに取り付けた後、慎重にムーブメントをケースに配置、固定します。モデルによっては中枠を使うこともあります。リューズ、パッキン、そしてクロノグラフのモデルではプッシャーを取付け、防水性を確保します。気密性も確保します。最後に肉眼で確認し、時計師はケースバックをはめ込むかネジで締め込むかしてケーシングを終了します。

09

最終検査;品質検査

ウォッチの防水性を2 年間保証するため、空気の加圧・減圧試験により気密性が完全かどうかを調べます。ロイヤルオーク オフショアのモデルは「水滴」による曇り試験も行います。それからウォッチは厳格な技術的、機能的、外観上の検査を受けます。日差は5 日から12 日のサイクルで検査します。パワーリザーブと他の機能も検査します。検査の基準は製造時の出荷前最終検査と同じものです。検査の結果は登録され、お客様のウォッチに行われた全ての検査とサービス内容がデータベースに保存されます。

10

2年間のサービス保証

ウォッチに添付される新たな保証書は、修理されたウォッチに添付される書類にあるように、世界各地の公認サービスセンターで有効です。ウォッチに添付される新たな保証書は、修理されたウォッチに添付される書類にあるように、世界各地の公認サービスセンターで有効です。

通常の摩耗による異常、衝撃や不当使用による異常、誤った操作 、当社公認のサービスセンター以外における修理、推奨される防水性試験やサービスを怠ったことによる異常はこれに含まれません。